今回は、じょさんしEnglish erico おすすめの英語学習本『英語日記boy』をご紹介します。
この記事を読んでくださるみなさんは、すでに
・英語を話せるようになりたい
・海外に興味がある
という方々だと思います。その中でも特に、
・自分に合った勉強法が見つからない
・参考書を読む気になれない
・勉強中だけれど、本当に身になっているのか疑問
という方に、ぜひ!おすすめしたい一冊です。
『英語日記boy』ってどんな本?
フリーランスデザイナーとして活躍している「新井リオ」さんが書いた英語学習本です。
新井リオさんは、カナダでデザイナーになることを目標とし、語学留学や英会話スクールを利用せずに、独学で「英語日記を書き続け、英語が話せるようになった人」です。
この本の出版にあたり、ご本人が「英語日記」勉強法を英語で解説したものをシェアします。
この動画を見て、みなさんはどんな印象を受けますか?
私は、まず聞き取りやすくてきれいな英語だな、独学でこんなに話せるとは!と感動しました。
そして、英語の話し方に人柄が出ているな、とも。英語も、言葉の選び方や間合い、表情や身振り手振りにその人らしさが現れます。
英語は話すこと自体が目的なのではなく、自分の言葉で人に何かを伝えるための手段なのだと改めて感じさせられました。
英語が話せるってどんなこと?という考え方の根本の部分から、SNSやオンライン英会話など今の時代に合った具体的な勉強法、それをどう生かすかというところまで、わかりやすくきめ細やかに伝えてくれる一冊です。
『英語日記boy』のおすすめポイント
そんな『英語日記boy』のおすすめポイントをご紹介します。
英語日記は、助産師さんにピッタリ!?
英語日記で勉強する方法を思いついた新井リオさんは、こう述べています。
日頃、自分の身に起こること
日頃、考えていることそれって、つまり「日記」じゃないか?
引用元:新井リオ(2020) 『英語日記boy』 株式会社左右社 p.14
もう本当にその通り!
よく使う単語や表現って人それぞれですし、それを自分のものにして自由に使えたら最強ですよね。
特に、助産師さんって仕事ラブ❤︎。やりがいと誇りを持ってお仕事をされている方が多いように思います。
ママや赤ちゃんのことをいつもいつも考えていて、仕事なのか趣味なのか、「助産師=ライフワーク」になっている方も多いのではないでしょうか。
私がまさにその一人です。
新井リオさん流の英語日記の方法を大まかに表すと、以下のような流れになります。
- 頭や心の中を、まずは自然な日本語で日記にする。
- 要約する。
- 自力で英訳してみる。
- オンライン英会話で添削してもらう。
- スマホひとりごとで定着させる。
このシンプルな過程を、本の中できめ細やかに伝えてくれています。
これを繰り返すことで、考えや身の回りに起こることを、自分の英語で表現できるようになるんです。
難しい英語の論文をすらすら読めたり、医療用語をたくさん知っていたりすることも、素晴らしいと思います。
だけど、自分の考えを英語で自由に表現したり、英語でのコミュニケーションを求めている方と自由にやりとりできることが、私にとって「英語が話せる」ことです。
それを可能にする英語日記は、助産師さんにぴったり!と感じています。
英語学習法がとっても具体的!
英語日記を書く具体的な手順もさることながら、英語力を高める方法についても具体的に伝えてくれています。
以下の方法は私も実践していて、日々効果を実感しています。
LINEデジタル単語帳
単語をがんばってひたすら覚えたけれど、実際に使えなかった・・・という経験はありませんか?
私はたくさんあります。単語そのものの読み方や意味はなんとなく分かっても、自分のものになっておらず、そのうち無かったことになってしまう感覚です。
英語の教材や勉強法って、世の中にあふれかえっているように感じますが、それはただ需要があるからという理由だけでなく、たくさんの正解があるからだと思うんです。
数多くある勉強法の中から自分自身に合ったものを見つけて実践することが、英語力を向上させるコツだと感じています。
新井リオさんが本の中で紹介している、自分だけの「LINEデジタル単語帳」を実践することで、実際に使える単語やフレーズが増えていく様を実感できますよ。
オンライン英会話
家にいながら、オンラインで世界中どこでも繋がれる時代。これを使わない手はありません。
新井リオさんは、英語日記で作成したオリジナルの例文をネイティブの先生に添削してもらう、という使い方をしていて、レッスンの流れやオンライン英会話の会社も示してくれています。
レッスンの時間は先生を独り占めできて、自分が学びたいトピックを持ち込めるオンライン英会話は、私にとっても最高のツールの一つ。
素晴らしさは語り尽くせないので、また別の記事にしたいと思います。
Siri発音矯正
ネイティブスピーカーや幼少期から常に英語に触れている方でない限り、多かれ少なかれ誰もが英語の発音に不安や自信のなさを抱いているものではないでしょうか。
この本の中で、英語設定に変えたSiriに発音をチェックしてもらうという今の時代に合った画期的な発音練習法が示されています。
ものは使いよう、アイディア次第でさまざまな学びが得られることを実感させられます。
上記以外にも、YouTubeやtwitter、Instagramなど、身近なツールを最大限活用して英語学習をする方法が書かれています。
夢がある!
新井リオさんご自身の言葉を借りるなら、この本は「自伝的学習本」。
留学経験や英会話スクール通いの経験がない状態から、独自の英語勉強法を見つけ出して継続し、海外でフリーランスデザイナーとしての夢をかなえる過程、強みをどう生かすかまで爽やかに描かれています。
穏やかな文章の中から、英語に対しての強い情熱がひしひしと伝わってきます。
こうするだけで簡単に英語を習得できますよ、と謳っているわけではないところも信頼できて、英語を習得するのに近道はなく、自分に合った勉強法で継続しよう、と伝えてくれている気がします。
そして、英語と何かを掛け合わせることで、未来が無限に広がることを新井リオさん自身が証明してくれています。
私自身、未来の自分の姿を想像してワクワクしながら読み進め、勉強って本来楽しみながらするものなんだ!と改めて感じることができました。
みなさんもきっと、夢や目標に向かって進むためのエネルギーが湧いてきますよ。
おしゃれ、気分が上がる!
デザインのスキルも独学で習得した新井リオさん。
本の表紙や中で使われている写真もおしゃれで、見ているだけで気分が上がります。
クラウドファンディングで費用を募り、一部の撮影をカナダで行ったそう。
読んでいなくても見えるところに置いておきたいような、生活の中に英語の勉強を取り入れたくなるような、そんな魅力があります。
好きなものに囲まれて過ごすことって、生活を豊かにしてくれますよね。
本文中に適度な余白があり、堅苦しくなく、重要な項目が明確なところも気に入っています。
まとめ
いかがでしたか?
数ある英語学習本の中から、新井リオさんの『英語日記boy』をご紹介しました。
みなさんの英語学習をそっと支えてくれる、新井リオさんの世界観がたっぷり詰まった素敵な一冊です。
興味を持ってくださった方は、ぜひ手に取ってみてください。