患者さんや対象の方との関わりの中で、謝罪が必要な場面がありますよね。
相手に迷惑をかけてしまった時、ミスやトラブルが起こった時、私たち日本人の誠実さを生かして、英語でも気持ちの伝わる謝罪をしたいものです。
今回は、患者さんとの大切なコミュニケーションの一つとして、英語で謝るときのフレーズをご紹介します。
Sorry, sorry…
恐縮しながら”Sorry, sorry…”、低姿勢な私たち日本人がしがちな表現です。
「ごめん、ごめん…」というニュアンスなので、患者さんへの謝罪の仕方としては、少しカジュアルすぎる表現といえます。
カジュアルに、友達に軽く謝る時に”Sorry.“。
すれ違った人に軽くぶつかってしまった時などに、”Oops, sorry.”や”Oh, sorry.“言うことはできます。
スタンダードな I’m sorry.
I’m sorry＝ごめんなさい。
私たちに最もなじみのある謝罪の表現ですね。
心を込めて言うことで、気持ちは伝わります。
さらに、
I’m so sorry.
と so を入れることで、「本当にごめんなさい。」となります。
so の代わりに、very（とても）、 terribly（非常に）、 truly（心から）などを入れることもできます。
また、省略せずに、
I am sorry.
と言うことで、フォーマル度が上がり、よりていねいな「ごめんなさい。/申し訳ありません。」となります。
個人でなく組織として謝罪したい時は、複数形で
We are sorry.
とも言います。
I’m sorry. は、自分に非（責任）がないけれど謝罪したい時にも使える表現です。
ですので、誰のせいでもなく相手に迷惑がかかってしまった時などにも使えます。
また、謝罪以外に「残念に思う気持ち」を表す使い方もあります。
何か残念な知らせを聞いた時に、
I’m sorry for you. （お気の毒に。）
I’m sorry to hear that. （それを聞いて残念です。）
と言うことができます。
I am sorry for ○○.
さらに、何に対しての謝罪なのか具体的に言えると、より気持ちが伝わります。
I am sorry for being late. 「遅くなって申し訳ありません。」
I am sorry for bothering you. 「邪魔をしてしまって/ご面倒をおかけして、申し訳ありません。」
I am sorry for the mistake. 「間違えてしまい申し訳ありません。」
これは、Thank you for ○○. と感謝を伝える時にも言えることです。
ありがとう。＝ Thank you.私たち日本人にとって、最も使いやすくなじみのある言葉の一つです。礼儀正しく「ありがとう」。身の回りの人や物・できごとに感謝し、その思いを表出できる私たちの文化は誇らしいものだと感じます。[…]
より深く、ていねいな I apologize.
より深くていねいに謝罪したい時は、
I apologize(アポロジャイズ).
を使います。
I’m sorry. が、必ずしも自分に非（責任）がない時にも使えるのに対して、こちらは自分（たち）がしてしまったことに対して謝罪をする時に使います。
何に対しての謝罪なのか具体的に表すことで、より気持ちが伝わります。
I apologize for my mistake. 「間違えてしまい申し訳ありません。」
We apologize for the inconvenience. 「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。」
軽く「すみません。」と言いたい時
深刻な謝罪とまではいかないけれど、軽く謝りたい場面もありますよね。
軽く身体が当たってしまった時、お話の途中でくしゃみをしてしまった時など。
そんな時、「すみません。」「失礼しました。」の意味で、 “Sorry.” 以外にも、
Excuse me.
がよく使われます。
Excuse me. は、その他にも
・誰かに声をかけたい時
・通り道を開けて欲しい時
・席を立ちたい時
・相手が言ったことを聞き返したい時
などにも使えます。
まとめ
いかがでしたか？
ミスやトラブルを最小限に抑えることが一番ですが、起こってしまったときは、誠意を持って、状況に応じた気持ちの伝わる謝罪をしたいものですね。
繰り返し声に出して発音してみることで、必要な場面でとっさに言葉に出せるようになりますよ。
今回も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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